アメリカに本社のあった海洋気象調査会社・オーシャンルーツの日本法人の代表取締役社長だった石橋博良が金融機関の協力を得た上で、同社の陸上・航空部門を1億8,000万円で買い取るという、当時としては非常に珍しいMBO(マネジメント・バイ・アウト)方式[1]で1986年に設立(設立当時の従業員数は約40人だった[出典 2])。日本における民間総合気象情報サービスの草分け的企業であるとともに、1993年には親会社のオーシャンルーツを吸収合併し、世界最大の民間気象情報会社となっている[出典 3]。
コーポレートキャッチフレーズは「Always WITH you!」(どんなときでもあなたとともに!)。
元々ウェザーニュースという社名で設立された後、ウェザーニューズへ社名変更している。かつて、同社の子会社にウェザーニュースという会社があったこともあり[2]、「ウェザーニュース」と「ウェザーニューズ」は混同されやすいが、「ウェザーニュース」の名称は、同社のインターネットの気象総合サイト、携帯電話向けサイト、BSデジタル放送・ケーブルテレビ向け放送の名称となっていて、社名の「ウェザーニューズ」とは使い分けがされている。また、略称の「WNI」のIをインターナショナル (international) の略だと混同する人も少なくない(正しくは株式会社 (incorporated) の略)。
企業や自治体に気象情報を提供するだけでなく、子会社のダブリュエックス二十四を通して、BSデジタル放送[3]において天気予報の放送を、ケーブルテレビには地元向けの天気予報を提供している。
1992年には地上波のテレビ神奈川でも「花モクはリクエスト天気」(21:30 - 55)という番組を持っていた。文字通り視聴者からの特定の場所についての天気のリクエストを行っていたが、当時はまだ予報が自由化されておらず、詳細が言えなかった。番組終盤では、気象庁予報に基づく通常の天気予報も放送していた。なお、「花モク~」放送の木曜日以外は、「TVKニュース」が21:50から10分の枠を持っており、この後半では天気予報を放送していたが、木曜日は「TVKニュース」が21:55からニュースのみを放送となっていた(天気予報が省かれていた)。
2005年には、ベイエフエム (bayfm) で「WEATHER NEWS」という番組(毎週日曜日20:30)を放送、主に携帯サイト用の動画収録の裏話などを取り上げていた。
社是
人は遊ぶ時、とにかく楽しんでいる。
人は遊ぶ時、冒険心を持っている。
人は遊ぶ時、自分の意志で遊ぶ。
人は遊ぶ時、自己責任で行動する。
人は遊ぶ時、失敗を恐れない。
人は遊ぶ時、新たな発見をする。
人は遊ぶ時、自分を磨くことを覚える。
人は遊ぶ時、自由人である。
人は遊ぶ時、知れば知るほど、やればやるほど面白くなり、上手くなればなるほど、さらに面白くなることを知る。
人は好奇心から遊びを見つける。好奇心旺盛な人はたくさん遊ぶ。
人は遊びから自分の隠れた才能をいだす。
人は遊びから天職を見いだす。
事業内容
モバイルコンテンツサービス
携帯電話をメインに据えた全世界サービス網を持ち、課金システムはローカライズされている[12]が、主な機能は日本に集約している。システム規模は世界最大で、日本でも携帯電話の有料お天気サイトでは会員数トップの約160万人の有料会員がいる[出典 68]。2004年4月にau・EZチャンネルへ携帯電話向け初の天気動画チャンネル[13]として始まった携帯サイト連動型動画番組「ウェザーニュース」(現在の「おは天」)は、その後、EZweb、NTTドコモ・FOMA、ボーダフォン(現在のソフトバンクモバイル)・ボーダフォンライブ!(現在のYahoo!ケータイ)に対応[14]し、更に2005年2月から韓国のKTフリーテル(現在のKTF)で、同年9月から台湾のFarEasToneでも同様の番組が提供され、韓国進出時に実施されたお天気キャスターの一般公募はその後進出した台湾、更に日本でも実施されている(日本については、現在は一般公募を休止している)。
航空気象コンテンツサービス
航空管制からフライトプラン作成用資料の提供など大型旅客機・航空貨物パイロット向けのサービスと、山岳地における低高度気象情報の提供など地域航空向けのサービスを行っている。
海運気象コンテンツサービス
航路上の気象状況を気象衛星および同社所有の海上ブイからのテレメトリ情報をもとに、航路最適化・寄港地における気象状況といったサービスを提供している。
停泊船舶の安全管理の必要性が高まる中、OPO(Optimum PortOparation、停泊船舶保全サービス)が提供された。これは停泊中の本船への台風、爆弾低気圧の接近の告知や荒天の状況を運行海運業者と当該船舶に対し発信するサービスである[15]。
海上気象コンテンツサービス
石油掘削基地をはじめ、海上で固定的に運用する設備向けの気象情報サービスである。
流通気象コンテンツサービス
コンビニエンスストア等における、気象状況に応じた発注情報の最適化サービスを提供する。
放送気象コンテンツサービス
幕張グローバルセンター内に、3つのテレビスタジオ(携帯電話向け動画収録も兼ねる)があるWNI SITEと、予報業務の中枢であるGPEC(グローバル気象予報センター)内にも放送ブースを有し、自社制作による気象映像番組を、テレビやインターネットで配信している。国内唯一のBSデジタルデータ放送における気象専門チャンネルを保有する他、J:COM[出典 69]など各地のケーブルテレビ局への気象情報番組の提供(これらは、子会社のダブリュエックス二十四を通じて供給)、自社ウェブサイトや、MSN Japan・BIGLOBEストリームなどの国内ポータルサイト向け、海外に対しても気象番組の配信を行っている。
報道気象コンテンツサービス
気象予報士や放送技術とノウハウを国内地上波テレビ・ラジオ局に提供している(地上波民放テレビ局の場合、主にテレビ朝日系列局を中心に配信。さらに基本的にキー局TBSから加盟各局全てに予報画面等の配信を行っているJNNにも気象データの提供を行っている[16]。国内テレビ局における同社のシェアは70%を超えている(後述)。また、テレビ各局で使用されている天気予報の自動音声システムも自社開発している[17]。伝送媒体に通信衛星から海底ケーブルまで幅広いラインナップを持っており、同社の営業社員の大半は気象予報士である。
道路気象コンテンツサービス
気象情報による一般道路・高速道路の速度制限やトラフィックマネジメントといった基本的なサービスのほか、コンサルタントによる運用アドバイスなど幅広いノウハウと技術提供を行っている。
防災気象コンテンツサービス
河川防災など基本的サービスの他、地域ケーブル局と連携し住民に避難情報の勧告、リアルタイムなデータの提供などを行っている。また同社はBSデジタル放送局であるため、地域放送局が壊滅的ダメージを蒙っても情報を供給することができる。
鉄道気象コンテンツサービス
運行指令業務サービスを基本に、災害情報、また同社得意の限定地域における短期間予測によるサービスによって設備改修作業における情報の提供を行っている。また、近年の突風・竜巻・ゲリラ雷雨などの災害による安全運行規制を支援するサービスも行っている[15][出典 70]。
トラベル気象コンテンツサービス
旅行産業市場事業者や屋外施設運営を行なう事業者に、気象情報を提供し、旅行日程調整や施設運用可否判断といったサービスパッケージを用意している。
スポーツ気象コンテンツサービス
各種スポーツ設備運営業者をはじめ、開催日程や設備運用可否判断といったサービスを提供している。同社はFIFAワールドカップを主催している国際サッカー連盟、正月の大型スポーツイベントの一つでもある箱根駅伝[18]、選抜高等学校野球大会・全国高等学校野球選手権大会を主催している日本高等学校野球連盟(1983年-)とも提携・協力している[出典 71]。さらに高校野球の地方大会でも、別のスポーツで発生した落雷事故の裁判で主催者と高校に巨額の損害賠償を命じたことを受けて、2009年は埼玉・千葉・静岡・兵庫・宮崎各県の高野連にも気象情報を提供した[出典 72]。
動気候コンテンツサービス
農作物収穫スケジュール作成に必要な情報を提供し、また同社が世界規模で気象庁を買収もしくは提携している事により、エルニーニョ現象などによる異常気象発生の予測など広域気象情報サービスを行っている。
電力気象コンテンツサービス
電力・ガスなど動力施設に対して、気象による需要変化の予測サービスを提供し、電力潮流制御や燃料調達計画を支援している。
工場気象コンテンツサービス
気象に基づく生産管理支援、落雷など動力への支障発生を予測するサービスを提供している。同社は多くの電力会社、ガス会社と提携しており、それらの提携先から入手した情報をフィードバックし、サービスを提供している。
健康気象コンテンツサービス
花粉発生予測、紫外線情報、熱線情報を総合的に扱っており、健康管理における目安となるサービスを提供している。このサービスはBSデジタルデータ放送、ケーブルテレビ放送から入手できる他、提携している病院からも情報を得ることができる。
童理気象データサービス
本サービスは特定の物を扱っているものではない。同社は24時間365日、基本となる気象情報から、日本・アジア・米国・欧州それぞれに最適化し基本情報のほか応用情報を用意、各種教育機関、研究機関に情報提供している。同社におけるサービスの基幹でもあり、他のサービスにおけるデータソースでもある。
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